ぽんこつ日記

ぽんこつな話をしていくよ

休日

今日は休みだったんだ。夜勤明け。明けなんだけどある活動の会議があって解放されたらお昼になっちゃった。

昨晩はすごく忙しくトラブルも多かった。諸先輩方がめちゃんこ残念で、しかも自分のことしか考えてなくて、自分の仕事なげうって助けやって……

まぁ、おきまりのグチになるんでやめよう。そんで以前からうまいもんが食べたくて、でも動くのがめんどくさいからポテチ食べて終わったりとかそんなばっかだったから、今日の昼はうまいもん食おうと思ってた。

手っ取り早く回転寿司でも行こうかと思っていたけど、何度か行ったことのある洋食屋に行きたくなった。ホタテフライがレアな感じでチキンカツがプリっとして美味しい店なんだけど、その日はヒレカツとホタテフライにした。ついでにビールの小瓶も頼んで至福なひと時であった。

結構ひさびさに行ったんだけど、帰りしなに女将さんにいつもありがとうございますって言われて覚えてるんだなぁって思った。覚えやすい顔なんだろうか?よく言われるけど客商売の人は人の顔を覚えるのが得意なんだそうだ。

ぷらぷらしてから帰ろうかと思っていたが、近くの神社が目に入ってひさびさに行ってみようかと思った。博物館みたいな施設があって前々から行ってみたかったんだ。

展示内容は明治の偉人の書と古刀がメインであった。明治天皇の書はさすがに達筆だった。百人一首って感じ。教養ってこういうことなんだなって感じた。

西郷どんは手紙がいくつかあったが、おいらと同じ長文派だった。結構達筆だったのは意外だった。山縣有朋はそうでもないなって思って安心した。

刀って初めて見たわけじゃないけど、改めて見るとごっついなって思う。まず太い。そして長い。太刀と言われるものは大きいのは想像がつくけど、おいらのiPhoneとおんなじような幅があるんじゃないかみたいな刀は実用だなって思った。

古い刀はなんか中古の時計みたいなキズがちょこちょこあるんだ。光の反射加減でしっかりと見える。実戦経験があるんだろなぁと思わせるようなキズがあって、平安時代の作のやつなんか刃のところに明らかに欠けたようなキズがあってキンキンっていう時代劇のチャンバラみたいな出来事を実際に経験したんだろうなって思わせた。

面白いと思ったのは岡田切ってやつで、岡田さんを切ったから岡田切。とんぼとかそんなレベルじゃない!岡田さんを切っちゃった。言うなれば殺人事件の凶器がそこにあるようなもので、そう思うと名刀の凄みを感じざるを得ない。しかし名刀の名前になるなんてどんな感じなんかなぁと、岡田さんに思いをはせた。

岡田切。出入り業者の小田桐さんがお国なまりたっぷりで50と言ったのを、え?ギョンズ?って聞き直しちゃった甘酸っぱい思い出がリフレインしたよ。

そのあと前から気になってたサイケな古着屋を探検して、廃墟みたいな時計屋のぞいてみたら明らかに社会不適合者みたいな亭主がショウケースに突っ伏してだけど、挨拶に驚いたようにパッととびおきた。

本当に廃墟のようでわずかに残る売り物のメガネは埃が被ってて、ショウケースのなかには手巻きや自動巻が標準だったころのものが時が止まったようにポツポツとあった。その中でも指輪型の時計はとっても珍しいものだなと思った。子供のころおもちゃでそういうのを見たことはあったけど、手巻きの婦人時計にリングがついてるのは本当に珍しいものだった。

そして帰り道の交差点で6気筒のバイクを見た。ホンダのやつ。珍しいものをいっぱい見た1日だったよ。